各話ジャスト2,000文字の短編集。
“瞬くと…”で始まる(6話目から)大橋劇場。『マタタキシリーズ』として書かれた短編をメインに編集されたこの短編集には人生のあらゆる場面が詰め込まれている。
全てがハッピーエンドだというわけでもなく、読み終えて考えさせられるものや、その後のストーリーを思い描き自分なりに人生を顧みる機会を与えてくれる。
もちろん、ハッピーエンドで終わり、心温まる物語もある。
何しろ、連載ものではないので、気の向いた時に読みたい話を読む事が出来る手軽さがいい。
本レビューはこの小説と言うよりは、作者の人柄を皆さんに知ってもらいたいと言う意味もある。彼が呼び掛けた『スマイルジャパン』と言う企画では震災で心を痛めた人達に笑顔を届けたいという思いに多くの人が参加している。
そんな彼のベスト盤とも言えるこの作品、是非、皆さんにも読んで頂きたい!