イチオシレビュー一覧

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 異世界転生から勇者になるというまで流れまでは他の異世界ものと同じですが、この作品を読んでいると勇者が必ずしも“正義”ではないのだと私自身は感じました。
 勇者二人のご都合主義は度を越していますが、それでも人間は誰しも弱さを抱えそれと向き合っていかなければなりません。主人公〈総司〉と出会って自分自身を見つめられた面々は本当に幸せなのだと感じました。

 154話まで読む中で、この物語の布石の意味と壮大なメッセージに驚かされました。
 物語は「終章 夜明けの勇者」に突入していますが今からでも遅くありません。是非一度読んで、この物語に隠されたメッセージを肌で感じてみてはいかがでしょうか?
レビュー作品必勝の聖眼の神殺しと戦女神暁 白花連載中 / 全301エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
家族に恋焦がれ手にすること叶わなかったハイテンションおばかな男が死後、異世界で美少女に転生し愛に生きる物語です。

とにかく笑いと感動の配合率が絶妙で飽きさせません。
目の前で漫才をされてるかのような臨場感からのシリアスパートの躍動感は見物です。

まともなキャラが兄しかいない気がしますがどのキャラも魅力的で特に嫁き遅れメイドが素敵。

正直書籍化しても不思議ではない名作だと思います。
是非読んでみてください!
レビュー作品令嬢ですけど家族の為ならいくらだって拳を握りますよ原 十二月連載中 / 全48エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
この作品は他に類を見ない異世界ファンタジー小説である。
主人公に与えられた能力が重力系統の能力という設定自体は見たことがある。
しかし、主人公の内面を詳しく書いていたり、一人称視点の作品の欠点である主人公以外の人物の描写や彼らの心情変化が書きにくいという点を生かして、彼らの心情を読めない主人公の鈍感さを書くというテクニックを使うなど、真新しい技法を所々に散りばめていることは評価に値するものである。
ただ、戦闘描写が分かりにくいという欠点も存在する。
この欠点を克服するのか否かでこの作品の明暗が決まるのではないないだろうか。
レビュー作品一般人がチートスキルで最強に⁉︎てるのー連載中 / 全26エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
すらすら読めるので、
文字を追うごとにストレスが溜まる事も在りません

程良いシンプル感は見事です。

改行は文章の合間の空白もセンスが光ります
会話劇もスムーズで苦にならない。

「を」「や」「の」「に」の仕様間違いは無く
丁寧に文章が織り込んでいるのが伺え

マロヤカな文章だが緻密に計算しているのが
脱帽ものです。
余計な物は全て削り落し読み手の事を考えている
素晴らしい作品です。

レビュー作品異世界と交わる世界で魔力がアップしたら美少女との同棲が始まった?ヨシ連載中 / 全195エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
その国では黒は不吉な色。忌むべき色だった。

闇夜を溶かしたかのような黒い髪と、瞳を持つ少女フゥディエは、城の冷たく暗い牢屋に閉じ込められた三つの頭と蛇の尻尾を持つ化け物の番人。

足に枷をつけられた化け物と、不自由な右足を引きずって歩く少女は互いに傷を舐めあい、一生をこの薄汚い鳥籠の中で暮らしていくのだと思っていた。

だが、恋人に贈り物をするテルーニの日という風習があるこの国で、フゥディエは化け物に贈り物のケーキとブレスレットを持って牢屋へと急いでいる途中、彼女の右足を傷つけた王弟殿下ヴァルと出会ってしまう。

瞳に激しい愛憎を浮かべ、ケーキを踏みつけたヴァルはフゥディエに接吻をする。『ーーお前は私のものだ』嫌悪感と共にフゥディエの中を駆け巡る衝動。『ーーもっとちょうだい』

そしてフゥディエは化け物アクスと共に逃亡を始める。彼女達の行方は果たしてーー。
レビュー作品牢の番人真冬日連載中 / 全40エピソード異世界[恋愛]
冒頭から不穏な空気が漂っており作品世界に引き込まれます。
そして、スリルとサスペンスに満ちた作品です。
細かい日常描写や人間関係の描写がとても丁寧でした。
ミステリー要素がある作品ですので、あまり多くを語りませんが、ジェットコースタームービーのような怒涛の展開が素晴らしかったです。
ミステリー作品やサスペンス作品がお好きな方にはオススメです。
レビュー作品懺悔 創造 一輝完結済 / 全3エピソード推理[文芸]
 パニックホラー。ゾンビとかに追い回されたりする奴ですね。
この作品ではゾンビではなく怪物達ですけれど。

 さて、レビュータイトルにある通り何が一風変わっているかと言いますと、
主人公の人間味が薄いんですね。
 たまーにいろんな作品にあったりする描写不足という訳ではなく、
作者様の力量で薄い人間性、主人公の異常さ。それらが良く表現されています。

 人を襲う化け物、それから逃げ惑う人間。
 でも、本当に化け物なのはどちらなのか。

 春も近づいてきてボンヤリとする今日この頃。
気になった方は、読んでみてはいかがでしょうか?
レビュー作品人類最後の君に告ぐ 飴坊完結済 / 全40エピソードパニック[SF]
 自分が知っていることを、見知らぬ誰かに伝えたい。それを言葉で表現するのは、簡単なようで実はとっても難しい。
 何故かって? 作者と読者は違う人だから。違う人だから、持てる知識も背景も違う。それは個々の言葉のベースが異なるということ。

 それを埋めて見えない繋がりを生むためには......

 作者は、その優しい文章と暖かい表現で定評のある人。
 書籍化までしているその創作意欲を支える物は、ひとえにこの作品に凝縮されている。
 一見不可能なコミュニケーションの壁さえ、言葉の限りを尽くせば乗り越えられるはずだって。

 難しい知識や表現がないと分からないものも、世の中には確かにある。だけど例えば光を知らない人に、空の青さを伝えるような――そんな優しい易しさに溢れた文章だって必要なんだと。

 文章の書き方に迷った作者に、特にお勧めの短編です。
レビュー作品つたえることばちょきんぎょ。短編現実世界[恋愛]
いつもとっても楽しく読ませていただいています!
主人公にもぼっち村の村長を卒業してもらって、早く春が訪れればいいなぁ!と私も取り巻きの様な気持ちで拝見しています!あと、個人的には貴輝兄さんが大好きです。親友が的に見える話は面白かったです。伊万里さんの恋愛トーク術に私も恐れおののきました。こんなセリフを美形に言われたら確かにひとたまりもないですね・・・とにかくこれからも応援しております!頑張ってください!
レビュー作品謙虚、堅実をモットーに生きております!ひよこのケーキ連載中 / 全299エピソード現実世界[恋愛]
※この投稿者は退会しています
統一歴2046年。農作業用のロボット・コタローの内臓スピーカーから流れるは、キグチヒロユキのウェブラジオ。伝えるは、お天気……。各地に散るロボットは花の写真を撮り送信する。

2047年、2048年、2049年……時は刻々と進む。そこへ淡々と紡がれていく『変化』。
オトウサン、不在。オカアサン、不在。オカアサン、内緒。本日の注文0件。オトウサン、オカアサン……。

そして……2551年……。フルサトは相変わらず美しい。

何度も何度も読んでしまいました。素晴らしいたびーさんのオリジナリティあふれる世界観。何度も、泣きました。透き通るようなまっすぐな彼らの時間の蓄積に心が洗われるようでした。
レビュー作品フルサトRadioたびー短編空想科学[SF]