レインは、人間の死を経験して転生した主人公。背中に羽を生やした姿で、武術や能力を生かした勤めをこなします。しかし、運命に引っ張られるかのように、じわじわと最悪の三つ巴の争いの気配が近づきます。
天界で出会ったヒロインのシラや腐れ縁のヤマト。それに、家族や上官とのエピソードには、何度も笑わせられ、何度も泣かされました。作品には"名セリフ"がいくつもあるのも見どころです。きっと、読者の目線を大切にしている作者なのでしょうね。「ハラハラするような戦闘シーンが好き」な人、「不器用な恋にキュンキュンしたい!」人にもオススメです。だからこその疑問ですが、この作者さんは一体、文章にするまでの構想(頭ン中)に何年かけているのでしょうか?そんな深さもお楽しみください。異世界、転生、恋愛を含む小説は数多くあれど、良い意味でひとつのジャンルに絞りこめない大作です!
読み応えは十分保証します。