何故か異世界に転移した就職浪人中の日本人タケマサは転職の神殿で、
「殺人でみんなを笑顔にするの！」
と何度聞いてもセリフがバグってるとしか思えない可愛い女の子と出会う。

昔からの夢であった職業『殺人鬼』に就職したティルミア。
なぜか彼女に気に入られたタケマサは、成り行きで殺人鬼の世話になることに。

ティルミアは『話し合いの余地が無い相手』であれば誰であろうと殺した。

人に迷惑をかけるゴロツキ、お喋り過ぎる老婦人……。
一切の貴賎も悪意も無く、『殺したいから』ティルミアは人を殺す。

彼女に巻き込まれ大怪我したり死にかけたりしながらも、殺人を繰り返す彼女をほっとけず、どうにかしようと奮闘するタケマサ。そして彼は、真正面から殺人鬼に立ち向かうのだった。

人々を笑顔にしたいと願う殺人鬼ティルミアと、やればできるお人好し苦労人タケマサの珍道中。
彼らが行く道を、どうか見届けて欲しい。

このお話は、異世界トリップのジャンルの中でも、かなり異色の物語であると思う。

主人公は、日本に住むただの一般人などではなく、ごく普通の生活を営んでいるわけでもなかった。
また、様々な要因から、人として歪であり、運命に翻弄された挙句、唐突に異世界へと転生することとなった。

しかし、文中で何度もヒーロー役が言うように、彼女は、過酷な人生を歩んできたにもかかわらず、人を傷つけず、優しく包み込む心をもつ、素敵な女性だ。

この話は、そのような女性がいかにして愛を知り、育み、そして結実させたかをえがいた話である。

古典ホラー「吸血鬼」を題材にしながら、これ程までに多種多様な展開を見せる作品は他に類を見ない。
昨日今日の火種ではない。重厚な血脈と争いの歴史を背景に、彼らの「今」をファンタジックに描く。

特にオススメなのがバトルシーン。王道を散りばめながら、読み手に一切の既視感を感じさせない組み合わせの妙。王道でありながらちゃんと新しいのだ。

読みながらこんな声を漏らしたことがある。
「えっ？ アレをこうしちゃうの?! ふええ……」

実は、一度連載されていたが、全面改稿に踏み切られた作品でもある。
それは技術的な理由もあるだろうが、多くは「あれもこれも書きたい。好きなもの全部取り入れたい」という並々ならぬ意欲によるものと感じた。それくらい盛り沢山で、しかしすっきりと読み易く纏められている。

次はどんな仕掛けが飛び出すのだろう。もうひたすらに、ワクワクの連鎖が止まらない。

この作品は、一流レーサーに憧れる少女が、様々なレースやライバルとの交流を経て着実に成長していき、トップレーサーへと成長していく物語。
レース中の心理戦や技術を駆使した戦法だけでなく、バイクレースならではの特徴としてマシンの性能やコンディションなどが戦況に影響したりもします。他にもたくさんの要素が絡み合う怒涛のレースに固唾をのむこと間違いなし！
そしてレースやシーズンだけが魅力でないのが『最速の女神たち』。
どんな一流レーサーたちも、お休みの時は可愛い女の子。
シーズン中だって魅力いっぱい、個性豊かで可愛い彼女たちですが……女の子たちがレースから離れ、つかの間の休息の間に起こる出来事も面白おかしく、そして可愛く。
熱い、可愛い、かっこいいの三拍子がそろった王道百合スポ根小説、最速の女神たち、ぜひご一読あれ。

まず、「専門家が一般読者向けに平易に書き下したノンフィクション」という体裁を持った作品である、ということは指摘しておきたい。
本作品はいかにもその手の翻訳書にありがちな文体、構成などを採用して、よく真似ている。
いわゆる仮想戦記的な局所的な偽史ではなく、太古から現代に至るまでのもっと大きなスケールを持った歴史のパロディであり、「ルルイエ」とか「ミニストッカ大学」とかいった、知っている人が目にすればにやりとするような小ネタもそこここに仕込んでもいて、作中に遊び心が横溢している。
「なろう」に掲載されているものに限らず、小説という表現は往々に個々のキャラクターの心情に寄り添いがちで、つまりはもっとミクロな視点に焦点を当てがちであるが、この作品のようにもっとマクロな大状況に注視をしたフィクションはもっと増えてもいいように思う。
完成度高し。

様々な食器の心の声が穏やかに書かれた、読みやすい作品です。

皆さんは、食器を丁寧に使っていますか？
手を滑らせて床に落としてしまった事はありませんか？
刃物を子供の手の届く場所に置いていませんか？

この作品を読めば、食器の気持ちが分かって丁寧に使えるようになるかもしれません。
もちろん、他の道具も同じですよ。

レビューにならないのは承知で書いてみる。

一昔前までは大統領演説なんて興味もなかったが
オバマさん辺りから少し大統領演説に興味が出てきた。

アメリカを知りたくなった。
聖書を知りたくなった。
国について知りたくなった。
経済について等々
何故か演説時のスーツについて調べたりｗ

なにがきっかけで
何に興味を持つか、わからないものです。

何かを知る機会になれば。

僕は君だけが好き。僕は君と一緒にいたい。君だけ、君だけを、君だけと……。
ヤンデレ男子が、好きな相手を想っての、独白系ヤンデレ詩です。僕のところに戻っておいでよ、という優しい言葉。優しい言葉にこもる、重い想いの、虜になってみませんか？
愛に囚われたその苦しみに触れて、何かを見つけることができるかもしれませんよ。

“推し量るような臆病な言葉の傍らに
本当は重ねたかった”

強い想いの込められた詩ですので、さみしさや悩み、孤独を抱えている皆様に、お勧め致します。
言葉の一つ一つが美しく、意味を持ったものばかりです。何度も何度も読み返して、その度に、何かが変わるような気がするのです。
そして意味深に取られた間にも吸い込まれてしまうことでしょう。

できるなら、丸一日だって同志と熱く盛り上がりたい。
会社や勤め先が夢で、２次元が現実なんだ。

体現した小説です。
この学校に教諭として入りたいが高校か。
中学生のしか免許持ってねぇ(ノ_＜。)

ヒロインちゃんの勉強と仕事(と言っていいと思う)の両立が大変そうで、お体がとても心配ですが、サークル活動は止めないでください切実に。
貴方の本を買いたい真剣に。

世の同志の皆様、腐男子先生を読んで二人を見守りつつ「わかるぅ～！」と連発いたしましょう！