なぜこの作品がランキング外なのか、理由が分かりません。
2年ほど『なろう』で彷徨いておりますがレビューを書くのは本作が初めてです。
異世界転生物とは言え、なろうのテンプレとは一味も二味も違います。
世界観は丁寧に描写され、スケールを感じさせます。
少なくない人物が登場するにもかかわらず、それぞれの立場、性格などがすんなり入ってきて、『あれ?これ誰だったっけ?』と言うような事にはなりません。「キャラが立っている」みたいな言い方がありますが、本作に限って言えば立つどころか、表情や仕草、立ち姿までイメージ出来てしまいそう
主人公は、前世の因果が故に愛を知りません。その背景からダークな描写もありますが主人公の言動や心情にも違和感なく理解できます
そして際立つ、作者様のストーリーテリングの冴え。
この作品は私のような拙い文章力ではお伝えしきれませんのでぜひ一度読んでみる事をおすすめします。