イチオシレビュー一覧

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和風ファンタジーであるこの作品をそのまま読むと、少し面を食らうかもしれない。

ほのぼのとしている前半と異なり、後半は血みどろなバトルシーンにかなりの力を入れている。
一つ一つの文章に躍動感があるため、最初からクライマックスとでも思えそうなバトルが続く。

ストーリーはどことなく淡泊だが、そこが逆に小難しいものとは違って一気に読める作品となっている。お手軽と言うと失礼だが、読み手に苦しい思いはさせない。

主人公たちには明確なキャラづけと特徴的な言動があるため、ここも読んでいて頭の中がこんがらがることことがない良い点だ。

和風ほのぼのファンタジーと思わせきや、なかなかのダークさを持つこの作品は、気軽に読める程よい重さである。
レビュー作品被り笠とお稲荷様雨乃ジャク完結済 / 全12エピソードローファンタジー[ファンタジー]
現実の理を曲げるカードを製作し、販売する春秋堂。
そのカードは、表の世界以上に資金を持つ裏の世界にて主に運用されているように見える。
しかし、春秋堂はそこに対して異を唱えない。

そうして、ある一枚のカードを巡り盗賊達が激突する。その戦いは互いの技量と頭脳を使った壮絶なものとなり、読者は終わる事を惜しみながらも、ページを捲る事を止められなくなるのだ。
レビュー作品春秋堂のカードゲーム本田百郎完結済 / 全22エピソードローファンタジー[ファンタジー]
 現代において時代小説というのは創作するには難しい時代になったと個人的に感じる。今はインターネット上に様々な史料があり、一般人が歴史を学ぶ事が容易になった事で様々な見地から解釈が多々出てきた事にも依ると思う。一種の時代小説の改革が起きたと個人的には思うし、同時に今まで史料では分からなかった事が歴史見地以外での解釈の仕方というのがたくさん出てきた時代だと思う。
 そういった中で、この作品は創作物として良く出来ており、誤解を恐れず言うならば、転生というフィクションが大前提ながら、時代小説としての面白さを多分に含んでいると思う。
 個人的に願うのは、史実が云々というよく分からない根拠の批判に負けず、最後までこの面白い創作物を終えて貰いたいという事だ。
 これは歴史書ではなく、創作としていかに楽しんで貰おうかと作者が悩み読者に提供している創作物だということだ。
 個人的には頭が下がる努力だと思う
レビュー作品淡海乃海 水面が揺れる時イスラーフィール連載中 / 全267エピソード歴史[文芸]
 読後数年が経過して未だに頭から読ませて頂いてる身として僭越ながら初めてレビューを書かせて戴きます。
 私が思うに、この物語の本質は、戦記物である、という事ではありません。大人になりきれない青少年が厳しい現実に晒されて苦悩しつつ向き合いながら成長する物語です。当然ながらチートと言われる特別な能力はありません。あるのは吹けば飛ぶような地位だけです。
 その地位が主人公を様々な悩みを与え、また、成長させるのですが、それは本編を読んで戴き理解をして戴きましょう。私が言いたいのは、この物語の良さは戦争がどうとかそういう事ではなく、青少年が様々な経験をして、そして結果的に超人になるわけではないという点です。
 彼は様々な経験を経て成長しました。物語終了後も様々な問題は生じるでしょう。しかし、読後の読者は彼は諦めず努力を行い、立ちはだかる問題を解決してくれるだろうと思える、そんな素晴らしい物語です。
レビュー作品紅旭の虹宗篤完結済 / 全417エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
最初はニートが死んで異世界に転生すると言うありきたりな展開、しかしその転生先がなんと寄生虫と言う設定が斬新で面白い。

様々な生物に寄生する中で、異世界の生態系や生物の特徴を分かりやすく紹介していて読みやすく、サクサクと進んで行き早く続きが読みたくなるストーリー展開はとても素晴らしい。

あらすじに書いている『ライトにサクサク読める』、『先が気になる』と言う謳い文句に嘘偽り無しの素晴らしい作品ですので、まだ読まれてない方は読んでみて下さい。
レビュー作品パラサイト~レッツ異世界寄生ライフ~ReCall連載中 / 全22エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
文章の運びがお上手な作者の方が荒廃世界を描かれています
すみませんまだまだ序盤の段階ですので、何かを語るというのは難しいんですが、私的にこういったグールといった生物?の出てくる作品が好きなのでぜひ続きも書かれるのであればぜひ読んでみたいなーと考えています。ちなみに私はフォールアウトとかが好きです、おそらく私のような人間はそれなりにいると思いますが、なろうらしくはないですがそういった方にあっているような作品になるのでは?と考えています
レビュー作品DEVATECK.脳内企画連載中 / 全79エピソード空想科学[SF]
人気漫画がアニメ化して人気爆発!その後アニメ終了後、流れるように連載終了…そのような漫画思い当たる諸兄もいるであろう。

民主化に伴う不穏な政治やクーデター…そのようなニュース見たことがある諸姉もいるであろう。

それぞれの事情。それぞれの考え。それぞれの思い。そして、それぞれの未来。それらを漫画家の主人公を通して見ていく、まさに一人一人のドラマ。

数奇とも言える運命に流されるも、その一人一人のドラマを見ながら、自らを見つめ直す主人公。そして最後にはドラマティック、奇跡とも言えるようなエンディング。まさにヒューマンドラマにふさわしい作品である。
レビュー作品名前を聞いたこともない国で、俺はカリスマ作家だったらしいLiu-Ⅱ完結済 / 全19エピソードヒューマンドラマ[文芸]
私がこのエッセイを読むきっかけはまさにレビュー書いてみたいなーという動機からである。

ある面白い小説で、作者がレビュー書いてくれたら嬉しいとのことでいっちょ書いてみるかと思い立った。そこで、はてレビューとはなんぞや?感想じゃダメなんか?とレビューを書いたことがない私は思ったわけだ。

そんなときにこのエッセイ!レディースエンドジェントルメン!そこの奥様!レビューの書き方がわからないわー。どんなこと書けばいいかわからないわー。そこでこのエッセイ!レビューの意味や感想との違いなどなど作者なりの考えや書き方などなど参考になること間違いなし!

なおこの私のレビューが合ってるかは知らん。なんせ初めてのレビューなんでね。
レビュー作品読んでおきたいレビューの心得杏仁みかん完結済 / 全9エピソードエッセイ[その他]
 この作品を評するならば、『巧妙かつ抜け目のない』作品である。字面は悪く見えるかもしれないが、読んでもらえば分かってもらえると思う。

 『巧妙』について語らせてもらうと、一人称にありがちな情景描写をおろそかにしていない。
 コミカルな作風らしく、登場人物たちの言動からくる愉快さと、さきに書いた情景描写を合わせると頭の中で自然と人物像が出来上がるだろう。

 『抜け目』がないとの言葉は、そのストーリーと設定である。まず最初にざっくりとした世界観を教えた後で、要所要所で踏み込んだ設定がなされる。
 だらだらと一話を使って世界観を述べる作品ではなく、ストーリーの流れで少しずつ読者の中に作品の世界を定着させていく。
 早過ぎず、遅すぎず、丁度良い重みで展開されるストーリーにあらはない。

 上で書いた以外にも良い所はいくつもある。それを是非とも読んで知って欲しい作品だ。
レビュー作品アーランディアの魔導付与師鋼矢連載中 / 全68エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
作者さん本人も言っているように、まるで少年漫画を読んでいるような気分になるバトル小説ですね。最初から最後までほとんどバトルばかりですが、描写が上手くて飽きさせません。
憎たらしい悪役が多く、それをエルカがやり過ぎなぐらいにボコボコにしていく様は読んでて爽快でした。「エルカ姫の圧倒的な暴力」、この作品の魅力を一言で言うならこれですね。
かといって戦ってるだけの小説というわけでもなく、キャラごとにいろいろなドラマがあって、ストーリー面でも充分に楽しませてくれます。それぞれの過去話は特に読み応えがありました。
最後の締めくくりも、とても綺麗に終わったと思います。続きを読みたい気もしますが、ここで終わるのが恐らくベストなのでしょう。
王道だけどちょっと変わったバトル小説を探している人にオススメしたい小説。
レビュー作品エルカ姫の魔界征服計画ゆまた完結済 / 全84エピソードハイファンタジー[ファンタジー]