イチオシレビュー一覧

全88047件中74931~74940件を表示
作者は天才だと思う。
代表作の無職転生も最後まで面白かったし、スピンオフもほっこりできる。
ショート連載のコメディも笑えるけど、さらに短編でこの破壊力。

ライトノベルから三谷幸喜を超える人材が出てきたといっても過言ではない。ぜひ、一般大衆も魅了できる作家様になって、我々なろう読者に優越感をもたらしてほしい

「あの作家のことを皆が知る前から俺たちは知っていたぜ」と。


他殺法案……他殺教習所に通い、決められたカリキュラムに沿って免許を取得すれば、人を殺しても構わない。そんなパラレルワールドの物語。

お役所的な教習所の職員の対応も、機械的で無機質なスリルの演出に一役買ってます。

また三〜四話ごとの完結で読みやすく、
そこには単なるミステリーの枠を超えた、キャラクターそれぞれの人間模様が存在します。

作者との知恵比べ! そう来るか! 
という仕掛け満載の忍者屋敷のようなどんでん返し!

でも、誰でも一度は
「この人、居なくなればいいのにな……」って考えたことあるはず。
えっ!? そんなの思ったことない? 
そんな聖人君子にこそ是非読んでいただきたい!
レビュー作品他殺教習所空亡連載中 / 全16エピソードヒューマンドラマ[文芸]
序列学園、そこでは力無き者は生き残れない。
主人公であるカンナはそんな学園にやってきたばかり。数々の人と出会い、苦悩し、傷つきながらも少しずつ成長していくカンナに、ついつい感情移入してしまいます。
様々な武術者達が集う序列学園では、人の数だけ武術があり、多彩な技や武器を駆使して戦う戦闘シーンが物語の醍醐味の1つです。
「次は誰と戦うのか?このキャラクターはここではどのような感情を抱くのか?」と読者を物語へと引き込んできます。

弱者では生き残ることのできない『序列学園』。
読めばあなたも学園での生活を味わうことができるかも…?
レビュー作品序列学園あくがりたる完結済 / 全138エピソードアクション[文芸]
「お天道様はちゃんとみている」
日本流にいえばこの言葉に集約されるでしょうか?

この童話は、両親を亡くし叔母の家に引き取られた少女ルーツィンデが、決して恵まれたとは言えない環境に身をおきながらも、その優しき心で人々を助け、そしてまっすぐに育っていくお話です。

ルーツィンデが表現しているのは『利他』の精神。
苛酷な運命の中でも自分の出来ることを精一杯に行い、そして惜しみなく他人のために力を尽くすその姿は、とても美しく、そしてとても眩く感じられます。
そして、尽くすための“力”の源を失っても、彼女はなおもしっかりと自分のできることを見据え、努力を重ねていきます。
最後に幸せを得た彼女の姿からは、「まっすぐ生きる」ことの大切さ、そして「まっすぐな努力」を続けることへの勇気をもらうことが出来るでしょう。

これぞ童話という心温まる一作。ぜひ多くの方の目に留まることを願ってやみません。
レビュー作品ルーツィンデと暖かなコート紀舟短編童話[その他]
ガチガチ、と言っても定義というものがある。まあこの場合は「重厚な描写で、風俗習慣から登場人物の細かな所作までしっかりと書き込まれた作品」程度の意味合いだ。別に重厚ならいいというわけでもないし、しっかり細部まで書き込んでいるからといって必ずしも面白いというわけではない。だがこの作品は、それらの精緻な書き込みがあったからこそできた面白さ、というものを確実に持っている。

読め!
あるところで猫が生まれて、生きて、そして別れのときを迎えました。

その間に、たくさんの物を見ました。
その目に写した物をただ、点のようにひとつひとつ丁寧においていきます。
何があったのかとらえようのないものを。

ぼくに起きたことは、なんだったのか。

それぞれにとってのあの日。
言葉にしよう、描こう、そうしてこの日、もういちど向き合ってみよう。
伝えてみよう、誰かの心に届くなら……そう祈るように言葉にならないことをできるだけの言葉にして、物語にして手を差し伸べる。

その一歩を感じてほしい。
かがんだきり立ち上がれなくなった背中に、思いを掻き散らしてがむしゃらに進んできた背中に、「わかるよ」ってただそっと寄り添ってもらえたような。
そういう物語。

合わせて『命と震災とできること』というエッセイも是非ご覧ください。
とても良い作品ですなぁ!
こちらは『『雪かき』と言うテーマを軸に温かくてほっこりしてしまう系ドタバタ妖怪ストーリー風味』です。

全体的に巧く纏めてある文章力と人間味のある妖怪キャラクター達が良い味を出しているストーリー展開は作者様のセンスの良さが充分に伝わってきますなぁ。

『新幹線』……そう、こちらの作品でたびたび登場する『新幹線』と言う言葉の使い方のセンスに私的には良い仕事しているなぁと感心してしまいます。

読み手の皆様、一月の夜長にこちらのほっこりする作品を読まれてみてはいかがでしょうか。
レビュー作品雪国と妖怪と僕岸涯小僧(がんぎこぞう)完結済 / 全18エピソードコメディー[文芸]
 超人的な身体能力と、読唇や記憶力といった思考力を武器に、それなりに苦戦しつつも凄腕の魔術師とも渡り合っちゃう主人公の活躍が魅力です。主人公最強モノではなさそうですが、彼女の能力もまだ全容は不明。
 魔術至上主義に凝り固まった学院で、魔術師の常識から逸脱した主人公が周囲から馬鹿にされ、疎まれながらも、少しずつ影響を与えていきます。

 個人的には、キャラクター作りの上手さに目を惹かれました。学院で最初にできた友人だけでなく、ちょっと歪んでいる“ヘイトキャラ”にもその言動をとるようになった背景があるのです。それが小出しに明かされていくので、「なるほど、そうだったのか!」と後から振り返る楽しみがありました。

 第四章では、過去(物語が始まるまで)の主人公の知り合いが出てくるようで、彼女の秘密も徐々に明かされていくのかと、更新が待ち遠しい作品です。
レビュー作品〈暴食〉のアルゆうと連載中 / 全83エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
あらすじを読んだ時点で、この作品は面白いに違いないと予想した。その理由はふたつある。
ひとつは、あらすじにある月面基地の設定が実際に構想されているものと一致するので、作者さまには相当の知識があると判ったから。
もうひとつは、オカルトチックで興味を引かせる書き方だったから。答えを知りたいという探究心をくすぐられた。

下地となる知識があり、上手い文章が書ける。あらすじだけでじゅうぶんにそれらを感じた。面白くないわけがない。
予想どおり、面白かった。読んで良かった。

あらすじって大事だな、と思った。

作者さま。ありがとうございました。
闇に潜み、影に生きる。おそろしくおどろしい――それが私の抱く、暗殺者のイメージでした。
しかし、この主人公はとにかく人が良く、家族思いで、仲間思いで、好漢で。
だからこそ彼の決断に胸が苦しくなる。
泣きもする、笑いもする、超然とあるわけでなく、心を備え、それであって最強。

肉体だけでなく精神も最強の暗殺者の物語がここにあります!
レビュー作品ビクトリア帝国戦記 改 【完結】桒田レオ完結済 / 全24エピソードアクション[文芸]