イチオシレビュー一覧

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なろうのファンタジーと聞いて思い浮かぶのは、転生や転移、中世風の現地主人公でしょうか?

しかし、ラノベのファンタジーとして忘れてはいけないカテゴリー、それが学園異能バトルです。

それもなろう風にアレンジされた学園物ではないため、主人公にチートも過度なハーレムもありません。
魅力的なヒロインと努力で学年最強に成り上がるちょうどいいバランスを保っているラノベです。
レビュー作品平和の守護者(書籍版タイトル:創世のエブリオット・シード)池崎数也完結済 / 全329エピソードローファンタジー[ファンタジー]
この作品は、引きこもっていたら、引きこもりレベル999になった少年シュン。そのシュンの村が襲われて。なんやかんやあって魔王の娘ロニンと出会う。

そう、その出会いがきっかけで、シュンは変わる。
他人と関わるのが苦手で、一人引きこもっていたシュンが気づけば国作りを。

そう、人間とモンスターの理由なき闘いを止めるために……!

この作品は続きが読みたいな、これからどうなるのかな? と読者を引き込むお話です。

是非、シュンとロニンとその他の送るこの物語、一読してみてください!

後悔はしないと思うから!
主人公が突如として転送されたのは人類滅亡後の未来。

人類滅亡前の現代と人類滅亡後の未来を行き来しながら、人類滅亡後の原因を探るという、ミステリー風ファンタジーがこの作品です。

この作品が優れているところを3つ。

はじめに、「転生」「魔法」に対する説明。
このサイトの多くの作品で「転生」や「魔法」という非科学は所与のものとして扱われているのに対し、この作品では科学的・理論的な説明が試されています。

次に、作者の豊富な知識量。
この作者の方のバックグラウンドはなんなんだろう。なんでこんなに何でも知っているのだろう、と驚くくらいの語彙量・知識量です。

最後に、含蓄のある言葉。
哲学書を読んでいるのかと錯覚するくらいに深い言葉が作品には散りばめられています。
この作者の方はおそらく日々色々なことを考えているものと想像します。

次元が一つも二つも違うファンタジーです。ぜひご一読を。
レビュー作品Sync Transfer羽鳥小鷹連載中 / 全13エピソードローファンタジー[ファンタジー]
主人公の暁の能力 対象を自分より弱くするという能力が、かっこいい!!

相手の攻撃を欠伸しながら受けたり、上級魔法を下級魔法で打ち消したりとまさに主人公って感じです。
さらにただ強いだけのチート能力ではなく、デメリットもあって──っていうのもいい!

さらに、三章では世界観が広がったので、さらに暁が活躍してくれそうで楽しみですね。
まだまだ活躍していないキャラクターもいますし、気になる伏線もありますので、これからに期待です!

異能バトルが好きな方、オススメですよ!!
レビュー作品俺より強いのをやめてもらおうか!イノカゲ連載中 / 全43エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
異世界の魔王を打ち倒す為、巫女より呼ばれし勇ましき者は……「元ヤクザ」!? 

と、冒頭から読む者に強烈なインパクトをブっ込むこの作品は、そんじょそこらの異世界転生モノとはちょっと違う。

ドスとハジキの世界に身を投じてきた主人公の元ヤクザが、ひょんなことから剣と魔法の異世界へと身を投じ、赤ちゃんから人生をやり直すってんだから大変だ。

主人公の軽快な語りで進行する物語の読み口はストレスフリーで飽きることナシ。

主人公以外にも、個性豊かで憎めない魅力的なキャラ達の造形に加え、ヒロインのおっ……ゴフンッ!ゴフンッ!が、時おりのしかかる、重くシリアスな展開にも明るいスパイスとなって読み手を和ませてくれます。

任侠モノや異世界モノがニガテ! という方にも、是非食わず嫌いをせず、読んでみて欲しいッ! と思う作品です。
レビュー作品極の細道LIAR連載中 / 全35エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
 既に完結された作品で、自分がなろうでは手を伸ばしたことのない推理ジャンル。
 人物紹介、ルールの構築過程はやや退屈さを感じてしまうものの、読み進めるごとに状況の異常さと緊迫感に引き込まれていきます。何より驚くべきは登場人物たちが自分たちの役割や状況を分析しながらも、この『サバイバルホラー』の流れを踏襲せざるを得ないところ。
 完結作品でもあるので、一気に読み進めることをお勧めします。
レビュー作品サバイバルホラーってどうなの?gojo完結済 / 全27エピソード推理[文芸]
異世界"バベル"のルール
Ⅰ:神隠しに遭った者は『レベル×一時間』の寿命を神に定められる。
Ⅱ:この寿命は、レベルをカンストさせれば解消される。
Ⅲ:『チート』もしくはそれに準じる物は見つけ次第、制限もしくは剥奪する。

 異世界"バベル"へと送られ、以上のルールを課せられた主人公は、延命のために自身の強化を目指して密度の濃い時間を過ごします。まさに死に物狂いでレベルを上げることになるのですが、この話の面白いところは『作者の振るダイスが行動の成否を決める』ところ。
 この制約により、敵味方関係なく、むしろ主人公ですらあっさりぽっくり次の瞬間には息を引き取っている可能性があり、片時も目が離せません。
 連載中のため、どういった結末を迎えるのか、今後とも楽しみなお話です。
無気力は悪いことだろうか。否である。無気力な人間は生産的ではないが、同時に悪事も働かない。人畜無害。それこそが無気力者の素晴らしい真髄である。
本作の主人公は、まさにその無気力を体現する、ちょっと変わった名前の男――十諸だ。彼は何より寝たい。全てを放り投げて眠りの世界へ転げ落ちたい。だが皮肉な運命は、彼に勇者たることを欲する。
異世界よりきたアイリ――タラ子は、十諸を導く可憐?な美少女だ。天使であり女王である前に無気力ガールな彼女は、十諸の無気力ぶりこそ勇者の素質として評価し、魔王討伐を依頼するのだ。
この辺りのやり取りは実に面白い。小気味いい笑いとツッコミも見事。読者は肩がこることなく物語を追っていけるだろう。
果たしてピューエントを越えレシミラ王国に渡った十諸は、そのやる気のなさで数々の事件にどう立ち向かうのか?
それはここでは語るまい。読んでのお楽しみである。
レビュー作品BON~粒ぞろいたちの無気力あどべんちゃあ~箒星 影連載中 / 全130エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
 朝井リョウから平野啓一郎、よしもとばなな、村上春樹まで、「健全化」に向かう現代日本文学に作者は警鐘を鳴らす。
かつてドストエフスキーや漱石にとり、文学問題は社会問題だった。だが現代の日本の小説は社会と闘わず、ただ社会に順応し、その規範を強化するだけ。
 ネットやSNSの発達で自意識は膨らむ一方、個人はより卑小な存在になっていく現代。社会が変質していく中、そこにはソクラテスの倫理が必要か。
 文学論に留まらず哲学を論じ、歴史を論じ、社会を論じる、壮大にして辛口の現代日本文学論。
このレビューを見ている諸君に強く伝えたいことがある。

ジャン・ジャック・ドワイトは!! この男は、生き様はもちろん死んでもなおカッコイイのだと!!

それをどこまでも熱く語っているのは私ではない。
この物語の一話目”後日談”にて、ジャン・ジャックを討ち取った十人の内の一人である快男児シラノが語るのだ。雄弁に訴えかけるように、彼は語るのだ。

「百万の貴族の雑兵どもを恐れずとも、我々はジャン・ジャックを!そして、ドワイトだけを恐れた!」

私は、ジャン・ジャックについて一心不乱に語るシラノという快男児に惚れてしまった。
そして、快男児シラノをして「男とはかくあるべし!」と断言させたジャン・ジャックに、どうしようもなく惚れてしまったのだ。

死んでなお、敵方の兵士から「偉大なる好敵手」と称された男、護国卿ジャン・ジャック・ドワイト。
これは、そんな男の颯爽たる生き様を描いた一代記である。
レビュー作品普通の転生者であった彼は、いかにしてジャン・ジャックになったのか麿之宮清純連載中 / 全27エピソードローファンタジー[ファンタジー]