何度も読んでいますが、毎回号泣してしまいます。
優しく悲しく切なくて、とても心に響く作品です。
『運命で誰かがそうならなければならない』という世界観、文章構成、人物描写や表現が素晴らしいと思います。
また、前書きや後書きの使い方も、一作品としてとても良かったです。
悪役令嬢とありますが、こんな悪役があるのかと思い、彼女の愛情の大きさを感じます。
周りの人物の視点から書き込まれた描写は、その場の世界を彩り、より感情を表してくれています。
それに引き込まれて、自分もその世界にいるような感じになり、涙が止まらなくなってしまう作品です。
シルベチカの気持ちとして書かれている文章が、綺麗な歌詞のように添えられて、より物語に色をつけてくれています。
難しいかもしれませんが、ドラマや映画にされたら大ヒットしてしまいそうな作品です。
さぁ!ティッシュの箱を用意して、物語を読んでください。