著者の看護師という職業の話から命を扱う医療従事者という仕事の尊さと病院の過酷な現状が伝わってきます。
そんな著者が「とある事」ことによって精神をひどく痛めつけられ不眠などの症状が現れてしまう。いつの日か、語られていない「とある事」について著者が向き合うことができる日が来ることを祈ります。そんな状態に人間なってしまうとミスが多くなり簡単な事もできなくなってしまうのです。そして著者は文字通り「転落」することになる。全身麻酔の経験が私にはないのですが、本当に意識が数秒で飛んでしまうそうです。その事故よって利き手が使えないという苦痛は想像もしがたいものです。スマートフォンが普及したことによってネット社会の人口は激増しました。かつてのように訓練された住民だけがいる世界ではなくなったのです。そんな現代のネット社会の住民必読のエッセイだと思います。是非読んでみてください。