人によって、夢中になるものは違う。
何を求めて、何を捨てるかも違う。
ありとあらゆる偽善者にかじり尽くされたこの問題。
それを天理妙我さん独特のスタイルで語りあげる。
この二百字丁度の小説を読んで、問題の深刻さ、そして問題自身が私たちに迫る解決方法を考えさせられるだろう。
この小説は、社会への批判なのだろうか。
この小説は、ただの偽善なのだろうか。
私が思うに、この小説は夢を語ったものだ。
いったい、私たちは誰に夢を与えるべきなのか。
この小説は、誰かにとっての夢物語。
ピーナッツペーストと夢中旅行は等しいか。
誰にとっての夢物語か。
貴方がもし、善を語るのならば、この小説を読んで一度考えてみて欲しい。
きっと、新たな善が生まれるはずだ。