一人の男が、異世界に住むロイドという少年に憑依した。
身元も分らず記憶もない彼を貧しい小さな村の住人たちが救ってくれた。物質が豊かでなくとも、心充実した生活を送っていた。
しかし、モンスターの襲撃によって破壊される。
優しい住人の住む村を助けるために彼は立ち上がる。みんなを守るために!魔法などできないが前世の知識が彼を助けてくれる。
豊かになっていく村を色々な者達が狙いだした。出る杭は打たれるではないが目立ち過ぎたのだ。
襲撃者から村を守るために、趣味だった戦国時代の城の防衛施設を作り上げ、仲間たちとともに戦い続ける。
戦いの辛さを味合わせたくない子供たちまで巻き込みながら。
今日も、負けることの許されない戦いを彼は続けていく。
チートの戦いもいいが、普通の人間の戦いは人を引き付ける。最初の数ページで良し悪しを決めないで腰を据えてゆっくり読んで味わいたい作品である。