人を惹き付けるもの
個々、それぞれの中にある言わば秘境だ
その秘境では人は空を飛べるし、水の中で息もできる
「やりたい事、やってみたい事」
それらはいつしか心の奥底で息を潜めてしまう
それ等を解き放つ手段の一つに小説が挙がると私は考える
小説の中で、我々は登場人物に感情移入し、自分と重ねる
そして自分の「やりたい事、やってみたい事」を作中で次々とする者達に惹かれ、いつしか「やって欲しい事」へと自身の心を変化させていく。
私の「やりたい事、やってみたい事」はこの作品の中で
「やって欲しいこと」へと変化を遂げた。
元の世界帰る事を切望する可憐なヒロインとそれを見届ける案山子の神
皆さんはどうだろうか?
荒筆になってしまって申し訳ないが、私の言いたい事は伝わったはずだ。
是非とも1度で読んで、「秘境」に旅立って欲しい作品である事は間違いない