舞台は異世界、ある戦争において、起死回生の一手が行われようとしていた。
だが、究極の召喚獣バハムートを呼び出すはずだったその術によって異界から現れたのは、ただの中学生だった。
突然呼び出された少年は、周囲からの失望や無力感、そして国内外の思惑のうずまく戦乱の異世界へと放り出されるのだった。
圧巻の魔法のぶつかり合いからはじまるこのトリップ物は、戦記としての面を持ちながらも謀略や政争からの逃走劇、そしてリメイク前の要素を取り入れた学園ものとしてなど、様々な魅力を持っています。
一見バラバラなそれらを順序を踏んで構成されるシナリオには、読者を引き込むだけの力があります。
リメイク前のファンだった方にも、新しく読まれる方も、オススメしたい良作です。