掲載されているものをすべて読み終わってまず思ったことは、よくこれだけの設定を考えつき、最大限の作品に仕上げられたな、だった。キャラの一人一人が深くて、理解しろというありがちな押し付けもない。私としてはかなり読みやすかった。

　　物事の移り行きが早くなっては読者を驚かせ、遅くなっては焦らしてくる。展開の早さで読者に飽きを感じさせないだけでなく、早く次を読みたいという欲求を揺さぶってくる、珍しい作品だと思う。
　　
　　私が言いたいことは、全て皆様が書いてくれている。この作品は本当に面白い！

作品の分類としては「クラスまるごと異世界転生」系
そしてこの作品を一言で表すのなら「テンプレクラッシャー」だと思う

開幕の召喚魔法陣から全力で逃げ出すのに始まり
ありとあらゆるお約束をを破壊しようとする、その様は圧巻の一言
清々しいほどに笑えるコメディ作品となっています

ただ笑えるだけではなく、ハッ！とするような場面もしんみりする場面もあり
作品としての完成度は異様に高いです

更新頻度も非常に早く安定しているためお勧めなのですが
一つだけ欠点がありまして…、非常に文章が読みづらいんですこのお話…
お話の流れとしてわざと、つまり理由があってそうしているのは分かるのですが
それでも結構しんどいです
しかし、それに耐えて読むだけの価値があると私は声を大にしていいたい、そんな作品

新人戦乙女のレアは、初任務のために随伴する英雄を召喚する
しかしあまりにもてきとうな召喚をしたため、英雄は召喚されず彼女自身が現代日本のコンビニに出現してしまった…

事あるごとに大騒動を巻き起こすアホの子レアさんと、ひたすら振り回される悲惨な主人公を書いたコメディ作品
全編通して非常に騒がしくテンションが高いのが特徴
ブレーキのぶっ壊れたF1マシン並にかっ飛ばしているため、
波長が合わない人は１話でそっ閉じ…することになるだろうが
波長が合う人は、やたらとアクの強いキャラ達に自然と引き付けられ、
そのままズタボロになるまで引きづられることだろう

レアさんを始めとした、各キャラの個性がものすごく強く
そして生き生きと作品の中を走り回っているとてもパワフルな作品です

更新がぼこっと数ヶ月止まったりといまいち安定しないのが問題ではありますが
ひたすら笑える作品をお探しの方に非常にお勧めです

現代の田舎の山奥にやってきた なんだか残念なエルフの村人達と
その山の地主の青年との心温まる交流のお話

所謂「異世界が来た！」系に分類される。
この分類の作品の傾向として、村単位など、規模が大きくなるにつれ現代社会との折り合いの問題が浮上し
殺伐とした世知辛いお話になりやすいものなのだが
今のところこの作品にはそんな心配は必要ないと言い切れるだろう

メインとなる「ハナちゃん」を始めとしたエルフの面々の純朴さ
それを見守る青年達の優しさ
さらにナレーションの文章の端々からすら漂う暖かさ…
このお話を形作る全ての物がなんだかほのぼのとしている不思議な感覚。

現在の所、更新頻度も安定しており
癒やしをお話に求める方に、非常にお勧めな作品です

――危険だから、排除する。それは本当に正しい事なのか？

人の悪い部分、人に対する疑問と言ったものを投げ込んでくるミステリーです。

タイトル通り、〝殺人を犯す〟人間が持つとされる遺伝子を中心に回るストーリーです。

確かに、殺人というのは人としてやってはいけないことです。
それをしてしまう遺伝子を持つものが、淘汰されるのも仕方ないと言えるでしょう。
しかし、だからと言って排除しても――殺しても良いのか？

そういう疑問を何度もこちらに問い掛けてくるようなストーリーですが、その問い掛けるタイミングなどが絶妙で、正直、ミステリーはそれほど好きではない自分も気が付けば読めるところまで読んでしまって、続きが気になってしょうがなくなっています。

いつもなろうテンプレを読んでいる方々。
今は正月です。
これを気に違った物を読んでみるのはいかがでしょう？

え？これ悲恋ものだよね？だよね？

あらすじを見ればそうである。これ以上ないくらいの悲恋モノである。ストーリー運びもきちんとそうなってる
なのに

なんだこのほのぼの感。そしてコメディか？と勘違いしたくなるほど笑えてしまう。

普通悲恋モノの王道と言うとロミオとジュリエット型のような主人公で、とにかく『可哀相』の雰囲気ハンパないはずなのに……

まとにかく読んでもらいたい。そして「あ、こんな書き方もあるんだ」と気づいて欲しい。

眉間にしわ寄せて悩むことばかりが悲恋ではないのである

中々設定を考えているなと思った。
完璧そうに見えて、何でもなところで抜けている主人公が逆に良い。
主人公が頑張っているのが伝わるし、無茶してでもやり遂げる心の強さを感じた。
完全ナンパキャラクターのヒロとの兼ね合いも面白いし、一人だけどもギャグな感じがよい。
まだまだ連載が始まって日が浅いけど、これからも頑張ってい

弱かったハジメが底辺から成り上がる生きざまにほれた。
ヒロインも可愛い面白いキャラクターで良かったです。
たくさんの人から何を言われてもいい。俺の女には、手を出すな！
っていう感じが最強、最高でーーす！
アフターも面白いのでちょっと違うことが多いから良かったです。
ハジメは地球に環境破壊者的な感じが最強。
何回も読み直したくなる作品でした。

自分の書いた小説のキャラクターが顕現し、ともに戦うというファンタジー小説であり、戦闘描写や捻られた世界設定に魅力があります。

しかし、そのことはもちろん、僕がこの作品に何よりも魅力があると感じるのは、むしろ地に足の付いたリアリティの部分です。
主人公は生身の、等身大の人間です。むしろ、強弱で言えば、弱い人間です。
そんな彼が、愛するヒロインのために戦うことを決意します。
彼女を救うヒーローになりたい、という気持ちが、彼を奮い立たせます。

そんな美しく、勇気のもらえる作品です。

まだまだ神社は混んでいます。初詣に行くにはまだ早いです。
是非ともおうちで温まりながら、この小説で心も温めませんか？

小学生宮廷劇と僕は勝手にこの作品をそう呼んでいる。
いやはや吸引力の半端ない作品です。

事の起こりは、紙夜里という百合気のある少女が転校を前に、幼馴染の美少女美沙子を振り向かせたいと考えるところから始まります。
しかし、美沙子は同じクラスの男子生徒幸一に夢中で、なかなか自分に靡いてくれない。
そこで紙夜里は美沙子をクラスから孤立させ、そこで手を差し伸べれば自分を頼ってくれるようになるだろうと、色々策謀を巡らせるわけですね。

まあその手練手管は本編のお楽しみですが、なかなか予想通りにいかないところが面白い。
多彩な登場人物の思惑が錯綜するところもこの作品の見どころです。
小学生がここまでするかという疑問が湧くかもしれませんが、子供は小さな大人なんですね。
子供の世界にも政治があり、権力者がおり、虐げられる者も居ます。作者の筆はそれを活き活きと捕らえていると思います。