小説家になろうの魅力は、打ち切りが無い事だ。
書籍化作品は、売上が悪くて打ち切りとなってしまえば、どんなに望んでも続きを読めない。
だが、小説家になろうでは、作者の心が折れない限り、打ち切りとなる事は無いのだ。
この作品は、古事記をアレンジし、VRゲームの世界と融合させた個性溢れる話だ。
ヒーローは、豊穣を司る神クエビコという案山子で、見た目は間違ってもイケメンではない。
個性的な作品故に、書籍化されたら、打ち切られる可能性がある。
では、面白く無いのか?
否、この作品は面白い、文章や設定に粗はあるが、それを上回る『書きたい!』という思いが溢れているのだ。
我々は、小説を読み、想像の翼を広げ、作品の世界を飛ぶ。
この小説は、読み手を選ぶだろうが、こうした作品こそが、小説家になろうの醍醐味だと私は思う。
さあ、想像の翼を広げて、熱き山田ワールドを飛んでみないか!