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作者:ジョン・ウィリアム・ポリドリ博士 Dr.John William Polidori/萩原 學(訳)/作品情報/Nコード:N2276HO
完結済 (全51エピソード) |
はてなブログへ移植を試みるため、Wikisource を参照したら原典の The New Monthly Magazine 電子化が進行しており、『吸血鬼』部分は検証まで済んでいる。読み返して、『バイロン卿邸宅の説明など』は記事に含まれないと、やっと気がついた。他にも読み飛ばしていた異同がある。取り敢えず、はてなブログに【原典版】を上げ、【全訳版】を追加する予定。此方は何処まで修正するか検討中。
吸血鬼文学の嚆矢とされる本作は当初、Henry Colburn の雑誌 New Monthly Magazine No.63 April 1, 1819. に、ORIGINAL COMMUNICATIONS と題して掲載された。「ジュネーブから編集部に届いた無記名の手紙に、小説『吸血鬼』が入っていた」という体裁を取ったものゆえ『文通』と掲げたようだ。雑誌では、[]書きでその旨の説明が入っている。結果、この経緯が解らないと理解できない構成なので、できるだけ初出時に近い形で訳出する。小説部分は "THE VAMPYRE:A TALE BY LOAD BYRON." と題され、作者ポリドリの抗議により次号で BY LOAD BYRON の文字は削除された。しかし夥しい単行本(海賊版)がバイロン卿の作と銘打って売られ、19世紀中は大抵、それで通ったようだ。
固有名詞については LibriVox の朗読及び Google 読み上げを聞いて音写した。平井呈一の翻訳以来「ルスヴン卿」と呼ばれる貴族の名は、「ラッスェン卿」とする。
Public Domain.原文は著作権なし
Copyright(c)2022,Gaku Hagiwara.訳文は GNU FDL 1.2 以降に拠る free document とする。出典、配布条件、変更点を明記する限りに於て自由に、つまり利用者が責任を負える限り、複製·配布·改変その他の利用を許可する。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: ダーク 男主人公 人外 西洋 近代 バッドエンド 伝奇 怪談 ゴシック・ロマンス 19世紀英文学 バイロン卿 吸血鬼 翻訳 ヴァンパイア グランドツアー R15 残酷な描写あり 最終更新日:2024/06/09 20:51 読了時間:約372分(185,798文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 68 pt ブックマーク: 14件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 40 pt |
作者:S・T・コールリッジ Samuel Taylor Coleridge /萩原 學(翻訳) /作品情報/Nコード:N1186IC
完結済 (全10エピソード) |
サミュエル・テイラー・コールリッジ(Samuel Taylor Coleridge, 1772年10月21日 - 1834年7月25日)の幻想詩『クリスタベル姫(Christabel)』を翻訳だけして放置していたところ、当時の本(の影印)が出てきたので移動する。1816年にマレーが複数を出版したうち、第3版を用いた。
原典は目次を欠くが、
1. Christabel.
2. Kubla Khan : OR A VISION IN A DREAM .
3. THE PAINS OF SLEEP.
以上3作品を収める。吸血鬼の元ネタと目される『クリスタベル姫』、阿片の夢などと言われてしまう『クビライ・カーン』は、しかし読んでみると、題材の多くを聖書に採り、雰囲気は『アラビアン・ナイト』に似る。むしろ聖書を横に置いて読むべき詩と感じた。
実際、訳者の健康問題もあって、珈琲及び病院の処方薬以外(残念ながら)アルコールその他の薬物は摂らず、酩酊することなく翻訳したから、そのつもりでご覧下さい。
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: ダーク 女主人公 人外 西洋 近代 超能力 伝奇 怪談 ゴシック バラッド クーブラ・カーン ザナドゥー 翻訳 19世紀英文学 夢 ガールズラブ 最終更新日:2024/04/05 09:21 読了時間:約110分(54,947文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 4件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:マシュー・グレゴリー・ルイス Matthew Gregory Lewis/萩原 學(訳)/作品情報/Nコード:N7560HW
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マシュー・グレゴリー・ルイス(Matthew Gregory Lewis, 1775年7月9日-1818年5月14日)は、ゴシック小説『修道士 The Monk』(1796)が大当たりして「マンク・ルイス」と呼ばれるに至った作家であると同時に詩人でもあり、自作他作のゴシックなバラッドを集めた本作(1801) を出している。邦訳は今まで出ていない。
ロンドンでは年初に2巻セット、年末に1巻の第2版を発行した。この第2版は改訂版というより、(別に発表済の)ロバート・サウジーの作品を削除した縮小版。翻訳には Google books にて配布されるロンドン初版2巻物を用いた。当然ながら、原文に著作権はない。
この本については、別の本 Tales of Terror と抱き合わせにしたものが流布したのだが、最近になってこれを研究したロードアイランド大学の Brett Rutherford 教授によると、Tales of Terror は別人の作で、ルイス作品への侮辱であり、中でも Henry Morley による校訂版(1887)は脱漏も多く、序文は間違いだらけで読まない方が良いという。そう主張するラザフォード教授が出した校訂版(2010, 2012)https://www.poetspress.org/cat_tales_wonder.shtml
を頼りに翻訳を進め、但し翻訳権など持たないので、教授による序文など全文は掲載できないが。裏表紙に転写された宣伝文句の一部を引用させて頂くと
第1巻:紀元前300年頃に書かれた幽霊または吸血鬼の物語。10世紀のルーンの葬送歌。イングランドを侵略したサクソン人とローマ人の幽霊との出会い。北欧の女戦士が父親を蘇らせるために唱えた呪文。ゲーテの血も凍るような複音声の「エルフの王(邦題『魔王』)」に、運命の水の精たち。魔女の母を悪魔から救おうとする(失敗した)修道士と修道女。誇り高き画家のサタンとの出会い。スペイン継承戦争の惨状を舞台にした運命的なロマンス。そして、果てしなく続く森の旅。
標題の Wonder は「ワクワク」ではなく「ゾクゾク」に属する「ドキドキ」と受け止めて頂きたい。19世紀初頭、当時はまだ当たり前だった死と向き合う不思議の味わいを、ここに初めてお届けする。眠れない夜や、眠らない悪い子のお供に是非。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 残酷な描写あり 悲恋 伝奇 時代小説 怪談 ゴシック バラッド 翻訳 19世紀英文学 最終更新日:2022/12/01 19:56 読了時間:約125分(62,096文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 14 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:バイロン卿ジョージ・ゴードン George Gordon, Lord Byron/萩原 學(訳) /作品情報/Nコード:N3153HS
完結済 (全46エピソード) |
ポリドリ『吸血鬼』が下敷にしたバイロン卿の叙事詩を翻訳する。かなり長い詩で、スタンザ数節を重ねる毎に区切られながら、章立てのようなことはしていない。それで、原典にない番号を振っているのは、あくまで訳者の都合に過ぎないとはお断りしておく。
Giaourとは、回教徒から見た他教徒を蔑んで言う語、ここではクリスチャンのこと。但し意味合い的には「名無し」に近い。この「異教徒」は最後まで名乗らず、その名を呼ばれる事もないからである。訳語には「不信者」「邪宗徒」もあり、歴史的には「邪宗門」と称したようだが、やや時代を感じすぎて不採用とした。この存在以下、本作品はウィリアム・ベックフォード『ヴァテック Vathek』からの引用あるいは影響が多く見られるので、気がついたところは注釈しておく。
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 悲恋 古典恋愛 翻訳 19世紀英文学 ギリシャ ゴシック トルコ レイラ 吸血鬼 最終更新日:2022/09/08 18:40 読了時間:約195分(97,060文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 46 pt ブックマーク: 8件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 30 pt |
作者:サミュエル・テイラー・コールリッジ Samuel Taylor Coleridge/萩原 學(訳)/作品情報/Nコード:N3091HK
完結済 (全7エピソード) |
コールリッジ最長のバラッド、『老水夫行』として知られる長詩の翻訳。「さまよえるオランダ人」関連として進行中の『吸血鬼譚』に入れるつもりだったが、「オランダ人」が最後まで出てこないため、別の連載とする。原文には細かい注釈が付き、Wikisource ではこれを含み再現している。しかし当サイトで同じことはできず、訳者に於て削除した。
Wikimedia にあるギュスターヴ・ドレ Gustave Doré(1832 - 1883) の木版画を追加。ニューヨークのハーパー&ブラザーズによる絵本(1866)、著作権はない。
この詩は Lyrical Ballads 初版(1798)、2版(1800)、Sibylline Leaves (1817)と複数の版が存在する。先ず1817年版により翻訳する。いずれにしても著作権は既にない。訳文については GNU FDL に拠る Free Document とする。
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: ダーク 人外 西洋 近代 冒険 伝奇 怪談 老水夫行 詩 翻訳 帆船 航海 19世紀英文学 ゴシック アホウドリ 残酷な描写あり 最終更新日:2022/01/15 09:53 読了時間:約50分(24,643文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 24 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 20 pt |
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