作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N9051JM
短編 |
「えー、今日は転校生を紹介する。さあ、自己紹介して」
「は、はい、田中実といいます。よろしくお願いします」
「「「よろしくー!」」」
ホッ、よかった。
みんなイイ人っぽくて。
初めての転校で内心凄く不安だったけど、これならやっていけそうだ。
「田中の席は窓際の一番後ろの席だ」
「あ、は……い!?」
その時だった。
僕の目は、僕の席の隣に座っている、一人の女の子に釘付けになった。
その子がまるで絵画に描かれている女神みたいに綺麗だったのもあるが、それ以上に僕を驚かせたのは、その子が鋭い二本の角が生えた兜を被り、背中には真っ赤なマントを羽織っていることだ。
どこの覇王様ですか!?!?!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 美少女/女子高生 じれじれ 青春/短編/日常 男主人公/一人称 ライトノベル 現実世界恋愛小説 ラブコメ/ギャグ 現代(モダン) 高校生/純愛 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2024/09/20 21:07 読了時間:約11分(5,001文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 1,046 pt ブックマーク: 36件 評価人数: 114 人 評価ポイント: 974 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N6510JL
短編 |
俺のクラスには東宝院さんという、異世界恋愛小説に出てくる悪役令嬢みたいなお嬢様がいる。
東宝院さんには安土という御曹司の許嫁がいるのだが、ある日東宝院さんが、無実の罪で安土に婚約破棄されてしまい……!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 悪役令嬢/婚約破棄 ざまぁ/ざまあ 美少女/女子高生 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ショートショート ラブコメ/高校生 現代(モダン) 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2024/09/06 21:02 読了時間:約12分(5,969文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 2,640 pt ブックマーク: 144件 評価人数: 283 人 評価ポイント: 2,352 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N5795JK
短編 |
「り、理佳子……」
「――!」
彼女である理佳子に、用事があるから行けないと断られた夏祭りの会場。
そこで俺は、二年の藤島先輩と手を繋ぎながら歩いている、派手な浴衣姿の理佳子と遭遇してしまった。
あまりの光景に、脳が現実を受け入れることを拒否している。
全身の血が冷水に変わったんじゃないかというくらい寒気がする。
それなのに心臓だけは、ドクドクと今にも爆発しそうなほど早鐘を打っているのだ。
う、噓だよな理佳子……。
これは、何かの間違いだよな、理佳子……!
「あーあ、まさかここで康太くんと会っちゃうかぁ」
「……!」
が、当の理佳子は、まるで授業中に先生から問題を解いてみろと指名された時みたいな、気だるげな態度を取っている。
そ、それが、浮気現場を見られた第一声かよ……!
こうして最悪な形で彼女にフラれた俺は、もう二度と恋愛なんかしないと、心に誓ったのである――。
「あれぇ? う~んと、おっかしいなぁ~?」
「……!」
そして季節は巡って春。
二年生になった俺が、いつものように放課後部室に向かっていると、廊下のド真ん中でうろうろしている女の子がいた。
これが同じ部活の後輩になる、宮永さんとの出会いだった――。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 ラブコメ/じれじれ 美少女/女子高生 ざまぁ/ざまあ 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー 現代(モダン) 高校生/純愛 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2024/08/23 21:01 読了時間:約17分(8,335文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 5件 総合ポイント: 1,518 pt ブックマーク: 82件 評価人数: 162 人 評価ポイント: 1,354 pt |
週末は長年片想いしている幼馴染の誕生日。それまでには何とか恋人同士になって、誕生日は彼氏としてお祝いしたい。でも俺が告白しようとするたび、何故か幼馴染は話題を逸らす。あれ?ひょっとして俺、嫌われてる?
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N8192JH
短編 |
「でね、昨日観た『馬シャーク』っていう映画が、超傑作だったの! だって上半身が鮫で、下半身が馬の化け物なんだよ!? そんなの最強に決まってるじゃん!」
「何だその小2男子が考えたみたいな設定は」
とある放課後。
俺は今日も幼馴染の乃愛(のあ)と二人で、家路を歩いていた。
乃愛はB級映画が大好きで、自分が観た映画をこうやってよく俺に話してくる。
その様がまるで気ままに甘えてくる猫のようで、何とも微笑ましい。
「絶対面白いからさ、今度岳(がく)も一緒に観ようよ!」
「ああ、いいよ。――ところで乃愛、今週の土曜日は、お前の誕生日だよな?」
「――!」
俺は心の中だけで一つ深呼吸してから、切り出した。
「あ、ああ~、そういえばそうだっけ? アハハ、すっかり忘れてたな」
乃愛はポニーテールの髪をプラプラと揺らしながら、頭を掻く。
まったく、こいつは。
――まあいい。
「――乃愛、お前に大事な話があるんだ」
「……!」
俺は真剣な顔で、乃愛に向き合う。
――俺は子どもの頃からずっと、乃愛のことが好きだった。
しかしなかなか勇気が持てず、告白できないままこの歳まで来てしまった。
――だが、今年の乃愛の16歳の誕生日だけは、どうしても彼氏としてお祝いしたい!
そのためには、今この時、告白するしかない――!
さあ、今こそ一生分の勇気を振り絞る時だ、俺ッ!
「――乃愛、実は俺は、前からお前のことが――」
「ちょっ!? ストップ!!」
「……え?」
の、乃愛?
「あっ、そういえば私、用事あるんだった! 悪いけど先帰るね! またね、岳!」
「えっ!? お、おい、乃愛!?」
乃愛は目にも止まらぬ速さで、ピューッと走り去ってしまったのであった。
……えぇ。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 じれじれ/青春 幼馴染/幼なじみ 現実世界恋愛小説 男主人公/一人称 ほのぼの/コメディー 日常/短編/高校生 初恋/純愛/ラブコメ 美少女/女子高生 現代(モダン) 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2024/07/26 21:01 読了時間:約7分(3,082文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 2件 総合ポイント: 1,458 pt ブックマーク: 100件 評価人数: 150 人 評価ポイント: 1,258 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N8957JA
短編 |
俺は小学五年生の妹の瑠玖(るく)のことを、この世の誰よりも愛している――。
だが、あろうことか俺の瑠玖に、彼氏が出来てしまったらしい……!
絶対に許せない……!!
何としても別れさせなくては――!
そう思い二人のデートを尾行していた俺だが、そこで瑠玖の彼氏の姉が、クラスメイトで氷の女王の異名を持つ、宗像(むなかた)さんだということが発覚し……!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 氷の女王/じれじれ 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/ギャグ 美少女/女子高生 現代(モダン) 高校生/純愛 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2024/07/12 21:01 読了時間:約14分(6,970文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 1,360 pt ブックマーク: 71件 評価人数: 137 人 評価ポイント: 1,218 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N7777IW
短編 |
「続きましてスポーツです。ついにショータニがやりました。日米通算──」
とある朝。
食パンを齧りながら、ぼんやりとニュースを眺める。
だが別に、ニュース自体に興味があるわけではない。
今時ニュースなんて、SNSのタイムラインを見てれば事足りる。
それより俺が見たいのは――。
「それでは占いのコーナーです」
キタ!
俺の目当てはこの、占いコーナーだ。
ふむ、牡羊座の俺は八位か。
まあ、俺の順位はどうでもいいんだ。
「六位、乙女座。中途半端はやめて大胆にいきましょう。ラッキーアイテムは中華料理のぬいぐるみです」
よし、確認完了。
乙女座は六位ね。
俺はパンの最後の一切れを飲み込み、「行ってきまーす」と声を上げて家を出た。
「うんしょ、うんしょ」
「――!」
十字路の手前で、大きなぬいぐるみを抱えた女の子の背中が見えた。
――クラスメイトの中川さゆりさんだ。
「おはよう、中川さん」
急いで駆け寄り、中川さんの隣に並ぶ。
「おはよ、勇君」
素っ気なくも挨拶を返してくれる中川さんは、今日も可愛い。
サラサラの長い黒髪に、小動物を彷彿とさせる小柄な体型。
見ているだけで癒される。
「中川さん、その〜……小籠包かな、それは?」
クッションほどの大きさがある、小籠包の形をしたぬいぐるみ。
よくそんなの持ってたね?
「別に」
頬を桃色に染めながら、そっぽを向く中川さん。
まるでツンデレな子猫みたいだ。
いとおかし。
※コラボ作品です。
【原案】しいたけ
【文】間咲正樹
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: じれじれ/高校生 ツンデレ ハッピーエンド 青春/短編/日常 男主人公/一人称 ライトノベル 現実世界恋愛小説 エンターテイメント ほのぼの/コメディー ショートショート ラブコメ/純愛 美少女/女子高生 現代(モダン) 学園/学校/学生 スクールラブ 最終更新日:2024/05/24 21:01 読了時間:約14分(6,859文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 2件 総合ポイント: 742 pt ブックマーク: 31件 評価人数: 75 人 評価ポイント: 680 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N3304IZ
短編 |
「なあなあ、これからみんなでカラオケでも行こーぜ」
「「「いいねー!」」」
とある放課後。
今日も陽キャの坪井が、同じく陽キャの連中をカラオケに誘っている。
まったく、なんで陽キャはこんなにカラオケが好きなのだろうか?
「ねえ、音霧さんも一緒に行こーよ」
――!
坪井が音霧さんのことも誘いやがった。
だが――。
「ごめんなさい、私これから、用事あるから」
「――! そ、そっか」
フッ、ほらな。
やっぱり断られた。
音霧さんは男女ともに魅了する、絶世の美貌を誇っていながらも、誰に対しても常に冷たい態度しか取らないことから、『氷の女王』と呼ばれている孤高の存在。
お前みたいなチャラい男の誘いになんて、乗るわけがないだろう。
さて、と、こうしちゃいられない。
俺も今日は、大事な用事があるんだ。
鞄を手にした俺は、鼻歌交じりに教室を後にした。
「よし」
自転車でわざわざ隣町までやって来た俺は、とあるファンシーな店の前で自転車を停めた。
この店こそが、俺の目的地である、猫耳メイド喫茶の『ニャッポリート』。
俺はニャッポリートの常連なのである。
今日から新しくバイトで入ったという、新人猫耳メイドのプリンちゃんを指名した俺は、どんな娘が来るかワクワクしながら待つ。
すると――。
「ニャッポリート! ご指名ありがとうございますにゃ! 新人メイドの、プリンですにゃ~。にゃにゃにゃにゃ~ん! ………………あ」
「――!!!」
席に現れたプリンちゃんを見て、俺は思わず絶句した。
何とそれは――氷の女王こと、音霧さんその人だったのである――!
なにィイイイイイイ!?!?!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 氷の女王/猫耳メイド じれじれ 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー 短編/日常/ラブコメ 美少女/女子高生 現代(モダン) 青春/純愛/高校生 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2024/05/17 21:02 読了時間:約16分(7,843文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 2件 総合ポイント: 1,808 pt ブックマーク: 107件 評価人数: 184 人 評価ポイント: 1,594 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N5142IY
短編 |
「でね、その従姉妹の家で飼ってる猫ちゃんが、凄く警戒心が強くてなかなか私に懐いてくれないんだけど、おやつをあげた時だけはすぐ近寄って来て、夢中で食べてくれるのが、超可愛いの!」
「……そうか」
とある放課後の教室。
そこで俺はいつものように、隣の席の朝比奈と二人で、世間話に興じていた。
……嗚呼、今日も朝比奈は可愛い。
小動物を彷彿とさせる、小柄な身体とくせっ毛の髪。
いつもニコニコ笑っている、太陽みたいな明るい性格。
朝比奈は元来口下手でコミュ障な俺に、唯一優しく話し掛けてくれた、天使のような存在だった。
そんな俺が朝比奈に分不相応な恋心を抱いてしまったのは、言わば必然だったのだと思う。
「……あー、ごめんね田村くん、また私ばっか喋っちゃって」
「……いや」
そんな、気にしないでくれよ朝比奈。
俺は朝比奈が楽しそうに話しているのを見てるだけで、赤スパを投げたいくらい心が満たされてるんだから……。
「私なんかと喋ってても、田村くんは楽しくないよね……」
「――!?」
朝比奈!?
いつも笑顔を絶やさない朝比奈が、目に見えてしょぼんとしてしまった。
嗚呼、違うんだ朝比奈ッ!
俺はただ口下手なだけで、楽しくないから話さないわけではないんだッ!
「あっ、もうこんな時間。私、家の手伝いしなきゃいけないから、先帰るね。またね、田村くん」
「……あ、あぁ」
何か言わなきゃという焦燥感に駆られたものの、結局喉から言葉は出ないまま、寂しそうに一人帰って行く朝比奈の背中を、俺はただぼんやりと眺めていた――。
「……はぁ」
その後俺は、藁にも縋る思いで、隣町にある占いの館で俺と朝比奈の相性を占ってもらうことにした。
「す、すいません」
勇気を出して仰々しい扉を開けると、店内は間接照明でいかにもオカルティックな空気を演出していた。
「あっ、いらっしゃいま……せッ!?」
「?」
狭い店内の中心に座っていた占い師風の人物が、俺の顔を見るなり、露骨に狼狽えた素振りを見せた。
占い師さんは顔を物々しい仮面で隠しており、声もボイスチェンジャーで加工しているので性別すら不明だが、体格的におそらく女性だろうと思われた。
「あのー、俺の顔に何かついてますか?」
「い、いえいえいえいえいえ! 何でもありません! ど、どうぞお掛けください!」
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 美少女/女子高生 じれじれ 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/ギャグ 現代(モダン) 純愛/高校生 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2024/05/03 21:01 読了時間:約14分(6,678文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 1,960 pt ブックマーク: 133件 評価人数: 193 人 評価ポイント: 1,694 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N1780IR
短編 |
俺がこの高校に入部して、早や二ヶ月。
そろそろみんながどれくらい親しくなったか確かめるためと言って、担任の先生が、『一人三問、自分に関するクイズをみんなで出し合う』というレクレーションを開いたのだが、俺のように未だに友達が一人もいないボッチ男には、ハッキリ言って拷問以外の何物でもない。
そんな中、クラス中の視線を一身に受けているのは、『氷の女王』の異名を持つ雪村さん。
雪村さんは男女問わず魅了する絶世の美貌を持っているにもかかわらず、普段は誰かと会話することは滅多になく、いつも教室で一人本を読んでいる、孤高の存在。
それだけに、雪村さんがどんな答えを書くのかが一番の注目ポイントだったのだが、雪村さんはここまで出された問題全てに対して、『わかりません』としか答えていなかった――。
「よし、では、次は福永の番だな」
「あ、は、はい」
そして遂に、俺が問題を出す番がきてしまった。
だが、大丈夫。
俺は無難な問題を用意してきたからな。
その問題とは――。
「で、では、第一問です。俺の身長は、何センチでしょうか?」
これである。
これなら大体見た目で、誰でも何となくはわかるからな。
因みに答えは173.4センチ。
まあ、雪村さんの答えは、どうせ今回も『わかりません』なんだろうが……。
――が、何と雪村さんが出した答えは、『173.4センチ』で……!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 ラブコメ/純愛 美少女/女子高生 じれじれ/高校生 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー 現代(モダン) 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2024/03/08 21:07 読了時間:約8分(3,643文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 4,138 pt ブックマーク: 258件 評価人数: 404 人 評価ポイント: 3,622 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N6576IQ
短編 |
「実は俺は、NTR属性を持っているんだ!」
「…………ん?」
「俺は、NTRれることに快感を覚える、生粋のNTR男なんだよッ!!」
「先輩ッ!?!?」
同じソフトテニス部の尊敬する阿藤(あとう)先輩から、突然衝撃のカミングアウトをされた俺。
「だから俺から――妹の麻里子(まりこ)を寝取ってほしいんだッ!」
「――!!?」
阿藤先輩の妹であり、ソフトテニス部のアイドル的な存在でもある阿藤麻里子さんは、重度のブラコンで、阿藤先輩のことが大好き。
そんな妹のことを、阿藤先輩も溺愛している。
だが、生粋のNTR男である阿藤先輩は、俺に妹を寝取ってほしいと懇願してきたのであった――。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 美少女/女子高生 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/ギャグ 現代(モダン) 高校生/じれじれ 学園/学校/学生 ネトコン12感想 ネトコン13感想 R15 最終更新日:2024/02/23 21:04 読了時間:約10分(4,930文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 938 pt ブックマーク: 61件 評価人数: 96 人 評価ポイント: 816 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N8799IP
短編 |
「もう別れよ、アタシたち」
「――!!」
平凡な高校生男子の俺は、一週間前から付き合い始めたギャルの枢辺(くるるべ)さんから、唐突にそう告げられた。
あまりに理不尽な展開に理由を問い詰めると、何と俺への告白は『噓告白』で、最初から俺を弄ぶのが目的だったという……。
「そういうわけだから、明日からもう話し掛けないでね、マジキモいから。じゃーねー」
「あ……あぁ……。ああああああああああああああああ!!!!!!!」
――こうして人生に絶望した俺は、山奥の崖から飛び降り、自ら命を絶つことに。
だが、崖から飛び降りた、その刹那――。
「――佐川(さがわ)君ッ!!」
「っ!!?」
『氷の女王』の異名を持つ、クラスメイトの源城(みなしろ)さんが、俺の手を掴み――!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 ざまぁ 美少女/女子高生 ラブコメ/じれじれ 青春/日常/短編 男主人公/一人称 ライトノベル 現実世界恋愛小説 現代(モダン) 高校生/ざまあ 学園/学校/学生 ネトコン13感想 R15 残酷な描写あり 最終更新日:2024/02/02 21:02 読了時間:約17分(8,258文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 2件 総合ポイント: 896 pt ブックマーク: 50件 評価人数: 101 人 評価ポイント: 796 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N2404IO
短編 |
「ごめんね下井(しもい)君、待った?」
「い、いや、俺も今来たとこだよ」
文化祭当日。
ドキドキしながら自分の教室の前で竜田(たつた)さんを待っていると、メイド服に身を包んだ竜田さんが現れたので、心拍数が更に53万くらい上がった。
竜田さんのクラスの出し物がメイド喫茶だというのは聞いていたが、頭の中でどれだけ思い描いていたメイド姿よりも、実物は可愛かった。
自分の想像力の乏しさを、改めて実感する。
「じゃあ時間もあまりないし、早速回ろっか」
「うん」
竜田さんと並んで歩きながら、俺はそっとポケットの中のシールの感触を確かめる。
同じ文芸部の竜田さんに片想いして早や半年。
何度もチャンスはありながらも、今まで告白できずにいたヘタレな俺だが、今日こそは決めてみせる!
そのためには、このハート型のシールが必要不可欠。
うちの高校には、代々『文化祭当日好きな人に気付かれずに、身体のどこかにハート型のシールを貼れたら両想いになれる』というジンクスがあるのだ。
毎年何組かは、このジンクスのお陰でカップルが誕生しているらしい。
だからこそ俺は何としても、今日中に竜田さんの身体にシールを貼らなければいけないのだ――!
※「なろうラジオ大賞5」の参加作品です。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/純愛 美少女/女子高生 現代(モダン) 高校生/じれじれ 学園/学校/学生 ネトコン13感想 最終更新日:2023/12/22 21:02 読了時間:約2分(1,000文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 664 pt ブックマーク: 28件 評価人数: 68 人 評価ポイント: 608 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N7182IN
短編 |
将春(まさはる)と加奈子(かなこ)は、チャンネル登録者数60万人超えの『マサカナチャンネル』を運営している、幼馴染の高校生配信者コンビ。
ある日、『マサカナチャンネル』の人気企画の一つである『緊急ドッキリ企画』で将春がライブ配信中、加奈子に「実は俺、引っ越すんだ」ドッキリを仕掛けたところ、「ずっと前から好きだったのにッ!!」と号泣されて……!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド ESN大賞8 幼馴染/幼なじみ 美少女/女子高生 じれじれ 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/ギャグ 現代(モダン) 高校生 ネトコン13感想 最終更新日:2023/12/08 21:03 読了時間:約12分(5,983文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 2,476 pt ブックマーク: 191件 評価人数: 234 人 評価ポイント: 2,094 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N3246IM
短編 |
「ハァ……、ハァ……!」
とある放課後の帰り道。
人気のない河川敷の高架下まで来たところで、いつもの発作が起きた。
だが、ここまで酷いのは初めてだ……。
全身から脂汗が噴き出て、視界が歪む。
「うっ……があああああッ!!」
俺の上の二本の犬歯が伸び、鋭く尖った。
「クッ、クソッ!」
思わず右の拳をコンクリートの壁に打ちつける。
「…………あっ」
すると、壁が拳の形にポッカリと陥没してしまった。
ヤ、ヤバい……。
力が制御できなくなってる……。
――俺は所謂吸血鬼だ。
中世の吸血鬼狩りで大分数を減らした吸血鬼だが、現代でも僅かながらその子孫は残っている。
俺もその一人。
吸血鬼は思春期になると、今の俺のように吸血衝動が抑えられなくなって発作が起きるのだ。
とはいえ、誰かの血を吸って吸血鬼だとバレたら、人間に駆除されるのは必至。
俺は血が吸いたい本能と、吸ってはいけないという理性の間で、板挟みになっていた。
「と、虎木君!?」
「――!!」
その時だった。
聞き慣れたアニメ声がしたので振り返ると、そこにはクラス一の美少女である十文字さんが、大きな瞳を更に見開きながら立ち竦んでいた――。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 美少女/女子高生 純愛/初恋/溺愛 チート/ざまぁ 青春/短編/日常 男主人公/一人称 ラブコメ/ギャグ 現代(モダン) 高校生/じれじれ 学園/学校/学生 ざまあ ネトコン13感想 R15 最終更新日:2023/11/03 21:14 読了時間:約19分(9,079文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 1,750 pt ブックマーク: 127件 評価人数: 168 人 評価ポイント: 1,496 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N7979IL
短編 |
「じ、実は私――ずっと理駆(りく)くんのことが好きだったのッ!」
「――!」
とある放課後の校舎裏。
俺は親友である遡螺(そら)の妹の、羽御(うみ)ちゃんから告白された。
――だが俺は、これが噓告白であることを知っている。
昼休みに遡螺から、「羽御が放課後お前に噓告白するぞ」と聞かされていたのだ。
確かに羽御ちゃんはラノベの表紙に載ってるレベルの超絶美少女で、凡人の俺とは住む世界の違う人間。
羽御ちゃんが俺なんかのことを好きになるわけがないから、噓告白だというのもさもありなんといったところだ。
とはいえ、ここで断るのも大人げない。
俺は遡螺に頼まれていた通り、騙されたフリをして羽御ちゃんの告白にOKした。
すると――。
「ほ、本当に!? ――嗚呼、夢みたい。り、理駆くん、大好きだよおおおお!!!」
「っ!?」
羽御ちゃんがガバリと俺に抱きついてきたのである。
んんんんんんんん!?
これ、本当に噓告白だよね!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 美少女/女子高生 高校生/友達の妹 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/ギャグ 現代(モダン) 学園/学校/学生 純愛/溺愛/じれじれ ネトコン13感想 最終更新日:2023/10/20 21:03 読了時間:約13分(6,399文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 6件 総合ポイント: 4,728 pt ブックマーク: 352件 評価人数: 466 人 評価ポイント: 4,024 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N2843IL
短編 |
俺は三度の飯より百合が好きな、生粋の百合スキーだ。
そんな俺が今一番推している百合ップルが、駅前の高校に通っているアカリちゃんとユイちゃん。
二人はいつも放課後に、駅前のシアトル系コーヒーショップのテラス席でお茶をしているので、俺もそこでキャラメルマキアートを飲みながら、二人がキャッキャウフフしている光景を眺めるのが日課になっていた。
今日も今日とてありがたく百合成分を摂取していた、その時だった――。
「おっ、アカリとユイじゃん。何してんのここで」
突如二人と同じ学校の制服を着たいかにもなチャラ男が、不躾に二人に声を掛けてきたかと思うと、「今から三人でデートしよう」と、とんでもないことを言い出しやがった!?
フザけんなよッ!!?
俺は百合の間に挟まる男が、宇宙一嫌いなんだよおおお!!!!
「オイ、やめろよッ! 嫌がってるだろッ!!」
気が付くと俺は、チャラ男の肩を掴んで喧嘩を売っていた。
――が、何故か俺はそのチャラ男に、異様に気に入られてしまい……!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド ラブコメ ESN大賞8 男装女子 美少女/女子高生 じれじれ 高校生 青春/短編/日常 男主人公/一人称 ほのぼの/コメディー ショートショート ネトコン13感想 最終更新日:2023/10/06 21:05 読了時間:約9分(4,143文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 4件 総合ポイント: 1,670 pt ブックマーク: 102件 評価人数: 163 人 評価ポイント: 1,466 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N4260IJ
短編 |
「香代子(かよこ)、す、好きだ! 俺と付き合ってくれ!」
中学一年生の夏休み前日。
俺は誰もいない校舎裏で、幼馴染の香代子に遂に告白した。
だが、香代子からの返事は――。
「……嬉しい。私も、隆二(りゅうじ)が好き!」
そう言いながら香代子は、俺にギュッと抱きついてきたのである。
うおおおおおおおお!!!!
よっしゃあああああああ!!!!
「その代わり、一生私の側にいてね」
「ああ、もちろんだよ」
俺は誓いを立てるように、香代子を抱きしめ返した。
今日は人生最高の日だ――。
――だが、この幸せは長くは続かなかった。
ある日香代子と二人で横断歩道を渡っていると、居眠り運転のトラックに轢かれてしまった俺。
「い、いやあああ、隆二いいい!!!」
息ができない……。
目が霞む……。
俺、死ぬのか……。
その時だった。
眩いばかりの光が、俺の全身を包んでいった。
嗚呼、なんて心地いいんだろう……。
これが、天からの迎えってやつか……。
「おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあっ」
…………ん?
赤ちゃんの泣き声?
「おめでとうございます。元気な女の子ですよ」
「ああ、可愛い……! ふふ、まだこんなにちっちゃいんですね」
っ!?
見知らぬ美女に抱かれている俺。
誰!?!?
「おぎゃあ、おんっぎゃあ」
「ふふ、生まれたばかりなのに、本当に元気ね」
あっ、この泣き声、俺が出してるんだ……。
……どうやら俺は、今流行りの転生というものをしてしまったらしい。
――しかも女の子として。
――そして十五年の月日が流れた。
「……ハァ」
雛元真美(ひなもとまみ)としての二度目の人生。
俺は今、高校の入学式を終え、教室で担任教師の到着を待っていた。
前世では送れなかった高校生活が今日から始まるかと思うと、感慨深いものがある一方で、どうしても香代子のことを考えてしまう。
「入学おめでとうございます、みなさん」
「――!!」
その時だった。
担任教師と思われるスーツ姿の女性が、颯爽と教室に入って来た。
その顔を見た瞬間、俺は絶句した――。
「私が今日からみなさんの担任になる、沼田(ぬまた)香代子です」
それは大人の女に成長した、香代子その人だった。
えーーー!?!?!?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド ESN大賞8 TS百合/転生 青春/短編/日常 ラブコメ/じれじれ 美少女/女子高生 現代(モダン) 高校生 学園/学校/学生 美女/溺愛 幼馴染/幼なじみ ネトコン13感想 R15 残酷な描写あり ガールズラブ 最終更新日:2023/08/18 21:08 読了時間:約13分(6,201文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 1,170 pt ブックマーク: 128件 評価人数: 109 人 評価ポイント: 914 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N8406II
短編 |
「ただいまー」
「もう! こんな時間までどこで遊んでたのよ晴太(せいた)くん! どうせまた友達の家でゲームばっかしてたんでしょ!」
「っ!?」
家に帰るなり開口一番、義妹の結愛(ゆあ)がいつも通りプリプリしながら文句を言ってきた。
完全に図星なのでなんと言っていいかわからず、「アハハハ」と乾いた笑いで誤魔化すことしかできない。
「もう! 来年は受験なんだから、浪人しても私は知らないからねッ!」
「わ、わかったよ。今から勉強するって」
「フンッ!」
頬をプクーと膨らませながら、ドタドタと自室に戻って行く結愛。
父親の再婚で結愛が義妹になって早や半年。
何故か家族になった当初から、結愛は俺にだけは常にあんな態度を取っており、俺は未だに結愛との接し方に四苦八苦していた。
俺の帰りが毎日遅いのも、家で結愛と顔を合わせるのが気まずいからなのだが、そんなこととても本人には言えないしなぁ……。
どうしたものか。
「うふふ、晴太くん、ちょっと今いいかしら?」
「え? あ、はい」
その時だった。
義母の雪子(ゆきこ)さんが、いつものミステリアスな笑みを浮かべながら声を掛けてきた。
「ごめんなさいね、いつも結愛が失礼な態度を取って」
「あ、いや、その……」
これまたなんと言っていいかわからず、目を泳がせる。
「でもね、あの子も本当は素直ないい子なのよ」
「あ、はぁ……」
「その証拠を今から見せるわね」
「……は?」
証拠?
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド ESN大賞8 美少女/女子高生 義妹/溺愛/純愛 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/ギャグ 現代(モダン) 高校生 じれじれ ネトコン13感想 最終更新日:2023/08/04 21:03 読了時間:約11分(5,013文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 4件 総合ポイント: 1,334 pt ブックマーク: 92件 評価人数: 132 人 評価ポイント: 1,150 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N2718II
短編 |
「ねえねえ宍倉(ししくら)くん! 実は折り入ってお願いがあるんですけど!」
「え?」
とある放課後。
帰り支度をしていると、隣の席の根古田(ねこた)さんから、唐突に声を掛けられた。
根古田さんは、道端で捕まえたカエルを親に見せつける子どもみたいな、無邪気な笑顔を浮かべている。
嗚呼、経験上こういう時の根古田さんは、大抵ろくなことを言わない。
俺は若干身構えつつも、「何かな? 内容によるけど」と慎重に聞き返した。
すると――。
「はい! 宍倉くんには、私のストーカーになってもらいたいんです!」
「――!?」
そ……ッッ、そうきたかァ~~~ッッッ。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ギャグ ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/じれじれ 現代(モダン) 高校生 学園/学校/学生 美少女/女子高生 ネトコン13感想 最終更新日:2023/07/21 21:04 読了時間:約10分(4,963文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 4件 総合ポイント: 1,668 pt ブックマーク: 108件 評価人数: 171 人 評価ポイント: 1,452 pt |
作者:間咲正樹/作品情報/Nコード:N7017IH
短編 |
俺と四方子(よもこ)さんは商店街にあるゲーセンの常連同士で、毎週日曜日の午後は一緒にメダルゲームで遊んでいる、親友とも呼べる間柄だ。
だが、何故かいつも四方子さんはサングラスとマスクをしており、素顔を見たことは一度もなかった。
ただ、四方子さんは明日から俺が入学する高校の一個上の先輩だということは聞いていたので、俺は密かに高校生活を楽しみにしていた。
――そして迎えた入学初日。
放課後に校舎を出たところで黒山の人だかりが出来ていたので何事かと窺うと、一人の女性をドーナツ状に大勢の男女が取り囲んでいた。
みんな思い思いに「綺麗~」だとか「女神だ……」とか呟きながら、恍惚とした表情を浮かべている。
まるでちょっとした宗教画みたいな光景だ。
だが、中心にいる女性の顔を見て、腑に落ちた。
――その顔が、まさに宗教画の女神様並みに美しかったからだ。
サラサラの長い黒髪に、吸い込まれそうなほど輝く大きな瞳。
神が生み出したとしか思えない芸術品が、そこには存在していた。
そりゃみんなあんな風になるわな……。
「あっ! オォイ晴臣(はるおみ)! やっと見付けた、探したぜ!」
「「「――!?」」」
その時だった。
女神様が俺と目が合うなり、そう叫んだのだ。
こ、この声は――!?
「アッハッハ、なかなかブレザーも似合うじゃねーか、晴臣!」
「……四方子さん」
それは他でもない、四方子さんその人だったのである。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 ハッピーエンド スクールラブ ESN大賞8 青春/短編/日常 男主人公/一人称 現実世界恋愛小説 ほのぼの/コメディー ラブコメ/純愛 現代(モダン) 高校生/じれじれ 学園/学校/学生 美少女/女子高生 ネトコン13感想 R15 最終更新日:2023/07/07 21:06 読了時間:約13分(6,464文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 3件 総合ポイント: 4,764 pt ブックマーク: 356件 評価人数: 464 人 評価ポイント: 4,052 pt |
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